ブルーなポップと中空ロック

何となしに音楽の話をしています。

9.サファイアの星/東京スカパラダイスオーケストラ

世界をまたにかける9人組、東京スカパラダイスオーケストラの、ゲストボーカルCHARAさんを迎えた歌モノ企画の一曲。完全に余談だが、筆者は歌モノという言葉の使い方が未だに感覚的にわかっていない。

女性ボーカルにメルヘンチックな歌詞と、ポップに仕上がっている。ドラムはシンバルが多く、タイトルのようなきらびやかなイメージを引き立てているように思える。曲始めの語りのようなサビはサビと思いきやなかなか出て来ず、ラスト大サビで帰ってくるという少し変わった構成で、ラストサビの2回目は裏メロのホーンも今までと違うメロディになる。スペクタクル!

 

スカパラのボーカル曲は、メンバーではドラムの茂木欣一さんが多く担当し、ゲストを迎えることも多い。個性的なボーカルによる曲へのイメージ付けももちろんだが、それぞれで楽曲の音も不思議と違う印象を受けるのは、そう思わせるバンドの力ということでもあろう。また、ボーカルがいるとホーン隊が対旋律を担うこととなるので、その掛け合いが聴けるのもボーカル曲の嬉しいポイントだと思う。余談だが、つい最近発売されたトリビュートアルバムでは、アニソン界隈でも有名なLiSAさんがこの曲をカバーし、そちらもまた異なる趣に仕上がっている。

 

 

 

サファイアの星

サファイアの星

  • LiSA
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes