今年一年は色々な変化や出来事があったはずなのに、どうにも味気なく過ぎ去ってしまったような感覚がある。その時々で思いついた行きたいところ、食べたいもの、観たいアニメ、会いたい人、もちろん流行り病云々の影響も難しいところではあったが、可能な限…
今年もM-1グランプリが面白かった。始まる前の応援度でいえば、昨今の手数重点の潮流とは少し外れるかもだけど、去年から好きだったオズワルドに優勝してほしかったのと、東京ホテイソンや錦鯉が上手くハマって良いところまで行ってほしいというところがあっ…
くるりのインディーズ時代のアルバム曲のひとつ。 場面転換の多い、電車やバスに揺られながら眺める窓の外の景色みたいな曲。テンポが変わったり、短調になったり、でかい間が空いたりと変化に富んでいるが、曲名よろしく湿ったアルペジオが曲を通して流れて…
受験生の頃、英語の先生にコロケーションという概念を教わった。意味が同じような形容詞でも、この名詞にはこっちをつけることが多いとか、この名詞にこれは何となく違和感があるとか、何かそういう慣習めいたものだった、と思う。メールや文書、散文的な記…
いわゆるメディアミックスプロジェクト(この説明合ってるのか?)のBanG Dream!に登場するバンド、ハロー、ハッピーワールド!の持ち曲のひとつ。同スマホゲームのイベントのイメージソングのひとつでもあり、普段は内気なドラム担当の松原花音が迷子のペンギ…
日本のロックバンド、Helsinki Lambda Clubの曲。 ギターが心地いいポップな曲。怠そうなボーカルと、終始寄り添うオクターブ上のもう一本のこれまた怠そうなボーカルが、甘くしみったれた幸せみたいな空気感を作り上げているように思う。構成はシンプルなが…
文化祭ライブでアジカンのソラニンをやることになったので、良いきっかけと思い映画のソラニンを観てみた。だらっと続くゆるい幸せ(幸せではないけど)の最中にいる身としてはぞわぞわするところも多かったが、総じて心が温かくなるいい映画だなと思った。ぼ…
日本のアオハルロックバンド、Base Ball Bearの曲。 趣向を凝らした展開がポップに仕上がったベボベらしい曲。コーラスがかったアルペジオと静かな歌い出し、2拍子3拍子のブレイクを盛り込んだリズム、メロから一気にキーの下がるサビ、2番で突然入るマイナ…
日本のオルタナバンド、ハヌマーンのミニアルバム中の一曲。 200近いBPMのGメジャーで描かれるのは鬱屈した青春パンク…合ってるような合ってないようなキャッチですね。疾走感溢れる曲で、ドラマーなんかが半狂乱で演奏する様が容易に想像できる。だがメロの…
アメリカのインディーバンドReal Estateの2ndアルバムの一曲。PVがあるのでリードトラックなんだと思う。犬がたくさん出てきてかわいい。 田舎の香り漂うリフ、3小節単位(1+2みたいにもなってる)のメロ、サビの(^ω^)的コーラスなど個性的な趣向に溢れた…
表題の通り、昨日大阪城ホールにて行われたL'Arc〜en〜Cielのライブに行ってきました。ラルクのライブは競争率的な理由もあり半ば諦め状態でしたが、ご縁があり8年前のワールドツアー振りに参加出来ることとなりました。めっちゃ良かったです(小並感) セトリ…
年も明けたということで、それっぽいお話をひとつ。 今年の目標は、①言いたいことは言う、②たくさんの作品に触れる、③新しいアルバムを作る、の3つ。 ①:何も言わないと損ばかりするようなので、とりあえず疑問があれば言うことを心がけたい。色々と拗れすぎ…
小説・アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の登場人物、長門有希のキャラクターソング。 無機質な打ち込みのドラムとSE、そこに乗る情感のこもったストリングスがキャラクター性を表現するエモーショナルな曲。音数の少なさかミックスの妙か、壮大になり過ぎず、ごた…
本ブログで2回目の登場となるL'Arc〜en〜Cielの、メジャーデビュー前のアルバム曲。 曲を通じて流れるコーラスの効いたギターが歌詞やタイトルと相まって異国の風景を連想させる。ドラムはAメロからサビまでシンプルな8ビートで重い刻みが際立つ。そこに乗っ…
日本のバンド、CONDOR44(現44th music)の初期曲。 金属音のリフと歪んだバッキングのギターが印象的。ドラムの緩急や変拍子で曲展開が激しい、オルタナバンド然とした仕上がりになっており最後まで気が抜けない。サビはいい意味で各々が塗り合うカオス。 常…
dipのアルバム「TIME ACID NO CRY AIR」の表題曲。 歪みながらも鉄っぽいバッキングとフィードバックノイズが無限に続いていく、ドリーミィな一曲。いつかバンドを組んだら、歌い出しの一節 "don't cry at a corner" をバンド名につけたい(意味不明)。 最近d…
好きなものごとについて話す時、また話す人をみる時、好きであることのスタンスを思うことがしばしばある。すなわち、好きであるなら誰が何と言おうと好きであるのか、あるいは好きであってもあくまで中立的にはかるのか、どちらが一ファンとして在るべき姿…
最近ネガティブな曲や激しい曲ばかり聴いていたこともあり、電車に揺られながら久々に聴いたアンビエント寄りのドリームポップがとても心地良かった。穏やかなテンポと色調を持った音楽は、電車の窓越しに見る景色や、ひいては自分のその行為・動作そのもの…
つい最近、Switch版の大乱闘スマッシュブラザーズにバンジョーとカズーイが参戦するというニュースが話題になった気がする。それは子供の頃に元のゲームをやり込んでいた筆者にとっても嬉しい報せだった。今思えば、「バンジョーとカズーイの大冒険」などと…
ニトロプラスより発売されたゲーム「みにくいモジカの子」のオープニング曲。作詞作曲はking of shoegazerと評されるcruyff in the bedroomのフロントマン、ハタユウスケさんが手がける。 ノイズの塊のようなギター、歪んだベースとダークな雰囲気の曲。イン…
当ブログ2回目の登場となるArt-Schoolのインディーズ時代の楽曲。 篭った音の演奏と文字の詰まった歌が印象的。単純な説明はそれくらいしか思いつかないけど、フレーズやコードなどをどうこうでは形容しがたい、胸を抉るような常軌を逸した空気を感じる。少…
西日本に住んでいると、東京へ行くのもちょっとしたどころではない旅行になる。ここ数年はライブやイベントで年一回以上は東京へ行っているが、探しているCDも見つからなくなったり、二郎を食べるのにも飽きたりと、まあ昔は東京へ行くためにライブを申し込…
アメリカのドリーミー集団、A Sunny Day In Glasgowのアルバム「Scribble Mural Comic Journal」中の一曲。バンド名が長い。曲名も長い。アルバム名もまあ長い。おかげで記事タイトルも長くなってしまった。 ごろごろとしたドラムと、民族楽器のようなアルペ…
当ブログでは2度目の紹介となるくるりの、メジャー2枚目のアルバム「図鑑」の中の一曲。 ピアノとボーカルのみの変化球な曲。途切れたりヨレたりの不器用なピアノと、岸田繁さんのささやくような静かな歌い上げがよく合っている。特筆すべきはその歌詞で、ど…
昨日久々にThe Radio Dept.を聴いていたく良い気分になったので、今日もその話をしてしまいます。EPの中の一曲で、アルバムには未収録。 曲中で繰り返し登場するクリーンなトーンのリフがさわやか。B面曲らしいシンプルな構造だがエンディングへの穏やかな高…
スウェーデンのドリームポップバンド、The Radio Dept.の1枚目のアルバム「Lesser Matters」中の一曲。 人工的な音処理のドラムに始まり、素朴なギターの音とメロディが重なって曲が進んでいく。伴奏は全体的に終始穏やかだが、ボーカルはサビでぐっとエモく…
日本の多国籍ロックバンド、くるりのメジャー1枚目のアルバム「さよならストレンジャー」中の一曲で、アルバムの表題曲でもある。 アコギのバッキングが全体を通して鳴っており、湿った空気の漂うような印象を受ける。装飾のように要所で現れるボトルネック…
筆者は最近になって自作曲の公開を始めたのだが、一つの目標としてiTunes Storeでの配信がある。それは金を稼ぐとかではなく、まあ生計が立てられるようになればそれはそれで万々歳なのだけれど、ストアの隅っこで生きている何かいい感じの曲への憧れに由来…
世界的ひねくれロック集団、Radioheadの3枚目のアルバム「OK Computer」中の一曲。 不穏な音を交えながらもどこか温かみのある電子音が、空間に広がっては消えていき不思議な雰囲気を作っている。ふらふらと動くベースや、出ては消えを繰り返すスネアなども…
いわゆるメディアミックスプロジェクトのラブライブ!の後継作ラブライブ!サンシャイン‼︎において、主人公アイドルグループAqoursのライバルユニットSaint Snowの歌う一曲。 歪んだギターのパワーコード、バスドラの連打(ドラムの聞き分けは不得手であるが)、…