ブルーなポップと中空ロック

何となしに音楽の話をしています。

daytime syndrome

今年一年は色々な変化や出来事があったはずなのに、どうにも味気なく過ぎ去ってしまったような感覚がある。その時々で思いついた行きたいところ、食べたいもの、観たいアニメ、会いたい人、もちろん流行り病云々の影響も難しいところではあったが、可能な限り行動に移したにも関わらずである。結局のところ、自分も平均的な社会の人間として、つらい毎日を忘れるためとか、明日も元気に頑張るためとか、精神的な活動であったはずのものを社会生活の穴埋めに費やすようになってしまったのだと思う。人生における感情の蓄積の期間が終わった、もう若くないという現実が身に沁みた年だった。さあどうするよ?…まあ今年はvague vinyl voyagerを作れただけでお釣りがきたと信じよう。

 

せっかくなので、今回は今年配信したミニアルバムのおまけ曲daytime syndromeの歌詞を掲載します。在りし日を思う歌詞は図らずも今年一年を象徴するもののように思えますね。

 

すれ違う髪のにおいや

窓から眺める景色も

どっかでなくした時計も

何故だろうな

まっさらなままの手帳や

いなくなった野良猫も

もう見たくないあの顔も

夢みたいだ

それがどうかは知らないけど

とめどなくそんな日を思ってる

それでどうとか知らないけど

とめどなくそんな日を思ってるよ

 

明け方の駅のホームや

机に挟んだ写真も

ズルして写した答えも

何故だろうな

海辺で拾った石ころや

書きなぐった白いノートも

伝えそびれてた言葉も

夢みたいだ

それがどうかは知らないけど

とめどなくそんな日を思ってる

それでどうとか知らないけど

とめどなくそんな日を思ってるよ

 

来年から本気出す(n回目)