音楽
日本のロックバンド、Helsinki Lambda Clubの曲。 ギターが心地いいポップな曲。怠そうなボーカルと、終始寄り添うオクターブ上のもう一本のこれまた怠そうなボーカルが、甘くしみったれた幸せみたいな空気感を作り上げているように思う。構成はシンプルなが…
日本のアオハルロックバンド、Base Ball Bearの曲。 趣向を凝らした展開がポップに仕上がったベボベらしい曲。コーラスがかったアルペジオと静かな歌い出し、2拍子3拍子のブレイクを盛り込んだリズム、メロから一気にキーの下がるサビ、2番で突然入るマイナ…
日本のオルタナバンド、ハヌマーンのミニアルバム中の一曲。 200近いBPMのGメジャーで描かれるのは鬱屈した青春パンク…合ってるような合ってないようなキャッチですね。疾走感溢れる曲で、ドラマーなんかが半狂乱で演奏する様が容易に想像できる。だがメロの…
アメリカのインディーバンドReal Estateの2ndアルバムの一曲。PVがあるのでリードトラックなんだと思う。犬がたくさん出てきてかわいい。 田舎の香り漂うリフ、3小節単位(1+2みたいにもなってる)のメロ、サビの(^ω^)的コーラスなど個性的な趣向に溢れた…
小説・アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の登場人物、長門有希のキャラクターソング。 無機質な打ち込みのドラムとSE、そこに乗る情感のこもったストリングスがキャラクター性を表現するエモーショナルな曲。音数の少なさかミックスの妙か、壮大になり過ぎず、ごた…
日本のバンド、CONDOR44(現44th music)の初期曲。 金属音のリフと歪んだバッキングのギターが印象的。ドラムの緩急や変拍子で曲展開が激しい、オルタナバンド然とした仕上がりになっており最後まで気が抜けない。サビはいい意味で各々が塗り合うカオス。 常…
dipのアルバム「TIME ACID NO CRY AIR」の表題曲。 歪みながらも鉄っぽいバッキングとフィードバックノイズが無限に続いていく、ドリーミィな一曲。いつかバンドを組んだら、歌い出しの一節 "don't cry at a corner" をバンド名につけたい(意味不明)。 最近d…
ニトロプラスより発売されたゲーム「みにくいモジカの子」のオープニング曲。作詞作曲はking of shoegazerと評されるcruyff in the bedroomのフロントマン、ハタユウスケさんが手がける。 ノイズの塊のようなギター、歪んだベースとダークな雰囲気の曲。イン…
当ブログ2回目の登場となるArt-Schoolのインディーズ時代の楽曲。 篭った音の演奏と文字の詰まった歌が印象的。単純な説明はそれくらいしか思いつかないけど、フレーズやコードなどをどうこうでは形容しがたい、胸を抉るような常軌を逸した空気を感じる。少…
アメリカのドリーミー集団、A Sunny Day In Glasgowのアルバム「Scribble Mural Comic Journal」中の一曲。バンド名が長い。曲名も長い。アルバム名もまあ長い。おかげで記事タイトルも長くなってしまった。 ごろごろとしたドラムと、民族楽器のようなアルペ…
当ブログでは2度目の紹介となるくるりの、メジャー2枚目のアルバム「図鑑」の中の一曲。 ピアノとボーカルのみの変化球な曲。途切れたりヨレたりの不器用なピアノと、岸田繁さんのささやくような静かな歌い上げがよく合っている。特筆すべきはその歌詞で、ど…
昨日久々にThe Radio Dept.を聴いていたく良い気分になったので、今日もその話をしてしまいます。EPの中の一曲で、アルバムには未収録。 曲中で繰り返し登場するクリーンなトーンのリフがさわやか。B面曲らしいシンプルな構造だがエンディングへの穏やかな高…
スウェーデンのドリームポップバンド、The Radio Dept.の1枚目のアルバム「Lesser Matters」中の一曲。 人工的な音処理のドラムに始まり、素朴なギターの音とメロディが重なって曲が進んでいく。伴奏は全体的に終始穏やかだが、ボーカルはサビでぐっとエモく…
日本の多国籍ロックバンド、くるりのメジャー1枚目のアルバム「さよならストレンジャー」中の一曲で、アルバムの表題曲でもある。 アコギのバッキングが全体を通して鳴っており、湿った空気の漂うような印象を受ける。装飾のように要所で現れるボトルネック…
世界的ひねくれロック集団、Radioheadの3枚目のアルバム「OK Computer」中の一曲。 不穏な音を交えながらもどこか温かみのある電子音が、空間に広がっては消えていき不思議な雰囲気を作っている。ふらふらと動くベースや、出ては消えを繰り返すスネアなども…
いわゆるメディアミックスプロジェクトのラブライブ!の後継作ラブライブ!サンシャイン‼︎において、主人公アイドルグループAqoursのライバルユニットSaint Snowの歌う一曲。 歪んだギターのパワーコード、バスドラの連打(ドラムの聞き分けは不得手であるが)、…
南米チリのシューゲイザーバンド、Trementinaの1枚目のアルバム「Brilliant Noise」の冒頭を飾る曲。 アルバム最初の曲でアップテンポではあるが、盛り上がりきれないメランコリックな雰囲気が漂う。ローの抜けるギターノイズ、おぼろげなボーカルがそんな雰…
世界をまたにかける9人組、東京スカパラダイスオーケストラの、ゲストボーカルCHARAさんを迎えた歌モノ企画の一曲。完全に余談だが、筆者は歌モノという言葉の使い方が未だに感覚的にわかっていない。 女性ボーカルにメルヘンチックな歌詞と、ポップに仕上が…
アメリカのエレクトロの二人組、The Hundred In the Handsの一曲。 ブリブリとしたシンセ、跳ねるメロディが楽しい曲。比較的少なめな音数の中で響くボーカルは、かわいらしくもどこか切ない印象を受ける。 前の記事で紹介したサカナクションや、このバンド…
下北系ロックバンド、Base Ball Bearのインディーズ時代の一曲。 イントロからの低いドラムが印象的。Aメロ終わりからBメロで急速に緊張し、サビで一気に放たれるのが気持ちいい。サビの伸びるボーカルと、それに続く細かい音符混じりのギターのフレーズがこ…
近代のドリームポップバンド、Letting Up Despite Great Faults(表記合ってるかな?)の1枚目のアルバム「Letting Up Despite Great Faults」中の締めの一曲。 エレキとアコギの重なる層に太めのシンセの音が乗っていく心地よい曲。よく聞くと歌詞にはsuecide…
日本のエレクトロックなバンド、サカナクションの2枚目のアルバム中の一曲。 アコギのバッキングにベースが加わり、独特のフレーズが和の感を醸し出すBメロを経て、サビにオチていく構成。初期のサカナクションらしい、有機的なサウンドにエモーショナルなボ…
岩手出身の国産シューゲイザーバンド、PLASTIC GIRL IN CLOSETの3枚目のアルバム「ekubo」の中の一曲。 アルバムの表題曲で、フラッドなギターと儚いメロディという王道のサウンド、青い春な歌詞が心地良い。コードもシンプルでさっぱりと聴き馴染みが良いと…
一昨年結成25周年を迎えた大御所バンド、L'Arc〜en〜Cielの2枚目のアルバム中の一曲。 うねるベースと刻みのアコギが何処かエスニックな雰囲気を醸し出す静かな曲。ギターソロやブラスの入った別バージョンも存在するが、個人的には大サビ後の盛り上がりが映…
シューゲイザーの祖たるバンドのひとつ、Chapterhouseの1枚目のアルバム中の一曲。 遠くで響くような美麗なギターに始まり、解決しない暗めのコードとの対比を繰り返していく。最後の(なんて言ってるのかわかんないけど)Eの伸ばしがエモい。 シューゲイザー…
日本のオルタナバンド、Art-Schoolのメジャー2枚目のアルバム中の一曲。 メロもサビも爽やかなメロディで、抜けのいいサビが印象的。そしてそんな爽やかさと対照的に暗い歌詞がまた素敵。失くし続ける中で、それでも微かな希望を求める、Art-Schoolらしい美…