日本のエレクトロックなバンド、サカナクションの2枚目のアルバム中の一曲。
アコギのバッキングにベースが加わり、独特のフレーズが和の感を醸し出すBメロを経て、サビにオチていく構成。初期のサカナクションらしい、有機的なサウンドにエモーショナルなボーカルが映える一曲。
サカナクションのフロントマンの山口一郎さんは、5枚目のアルバムが出る前くらいのインタビューで、このアルバムが一番好きだと言っていた記憶がある。これやこれ以前の曲は、バンドが常々口にしていた所謂いい違和感という、ある種無骨な、けれども心地の良い不均衡がみられるように感じられる。
新アルバムが6月に延期となり残念なところだが、今回は前身バンド時代の曲も収録されるという噂も聞いたので、本曲のような不思議な魅力を持った曲に出会えることを夢見て気長に待つこととしましょう。