アメリカのドリーミー集団、A Sunny Day In Glasgowのアルバム「Scribble Mural Comic Journal」中の一曲。バンド名が長い。曲名も長い。アルバム名もまあ長い。おかげで記事タイトルも長くなってしまった。
ごろごろとしたドラムと、民族楽器のようなアルペジオが曲を通して続いていく。そんな慌ただしくもある演奏に、薄く響くボーカルと深く鳴るシンセ?が乗っていき奇妙なポップ感が生まれているように思える。
ASDIG(こんな略称は存在しないと思われるが)はシューゲイザーともエレクトロなポップとも形容しがたい。なんとなく下地にそんなにおいを感じても、クラシカルというか牧歌的というか、そんな類のものも思わされるし、アレンジの芸かその本質がどうにも捉えにくい。実験的で難解な曲も少なからずあるのも特徴か。ドリームポップという字面がよく似合うバンドだと思う。