昨日久々にThe Radio Dept.を聴いていたく良い気分になったので、今日もその話をしてしまいます。EPの中の一曲で、アルバムには未収録。
曲中で繰り返し登場するクリーンなトーンのリフがさわやか。B面曲らしいシンプルな構造だがエンディングへの穏やかな高まりが心地よい一曲。絶妙なローファイ感、特にギターのくすんだ音のほうのフレーズが、何だかゲームボーイあたりのレトロゲームのBGMのように思えてくる。歌詞にも登場する長い表題は、その直訳の意味も含めてサブカル好きにもポイント高め、であろう。
筆者がこのバンドを愛聴するきっかけになった曲で思い出深い作品のひとつ。バンドがエレクトロに振り切っていない、初期のシューゲイザー的な味が抜けていない頃の曲でもあると思われる。初期のレディオデプトのようなノイズっぽさと北欧っぽさを兼ね備えたバンドの発掘は、筆者の乏しい索敵能ではなかなかに手こずっているところである。